健康科学ブログ

看護師・医学博士、医療系企業でマネージャーとして仕事をしている。ダイエット法やお金の話し、ビジネスにおける思考など、日々の学びや体験をブログに綴っていきたいと思います。

人は聞き方が9割:前編

本日は最近読んでいた本について、アウトプットも踏まえて書いていきたいと思います。
ベストセラー「人は聞き方が9割」、著者:松永茂久さん


テレビで見た人気芸人、友達との飲み会や会社の宴会でのムードメーカー誰もが真剣に聞き入ってしまうような講演やプレゼンテーションをする人、これまでの経験を振り返り、 あの人話がうまかったなあという人を思い浮かべると割とどんどん出てくるのではないでしょうか?
しかし、あの人は自分の話をしっかりと聞いてくれたと思える人はいるでしょうか・・・。
話し上手な人は印象に強く残りやすいというのもありますが、そもそも聞き上手に対して話したいという人は圧倒的に多い。
人は本来話したい生き物であるがゆえに本当は話し上手な人よりも 話させ上手な人を求めています。そのため、もし「自分は話しベタだと悩んでいる」のならば、今から話し上手になろうとする必要はありません。解決なんてそもそもしなくていいんです。話をしっかりと聞くことでまずは相手を理解し、相手の求めていることを投げ返すそれだけであなたは話し相手から良い印象を持たれます。


会話を上達させるの一番のコツは、苦手な話し方を磨くことや苦手な人との会話に使う時間を減らし、自分の大切な人の話を聞く時間を増やすこと、ただこれだけ。
コミュニケーションにおいては話し方より聞き方のほうが大切
聞き上手になれば相手に好かれやすくなるのはもちろん次の7つのメリットを得ることができる。


メリット1:語彙力が少なくて済む
メリット2:聞くことは読書をしているのとほぼ同じである
メリット3:人の感情が読めるようになる
メリット4:相手を不快にさせるリスクが減る
メリット5:聞くことで自分の盲点が見えてくる
メリット6:沈黙を恐れなくて済む
メリット7:話すより聞く側の方が勝ってにすごい人にされてしまう


すべての人が一番初めに求めているもの、 それは安心感。マズローという心理学者も、人間の欲求の一番基礎になるものは安全の欲求であると表現している。つまり、人は安心感なくして他の感情を満たすことはできない。
人間が生まれて初めに体験する感情はオギャーと泣くこと。そして排泄をする。
つまり、はじめに外に出すことで気持ち良いという感情を体験している。私たちが何かを学ぶときは、先にインプットをしてからアウトプットをしいるが、本能的な視点で見ると人間の感情は、まずアウトプットから始まる。私達人間は最初にアウトプットすることを快感とする生き物であり、私たちのアウトプットはまさに自分の思いを口にすること、つまり話すということ。
したがって、人は話すことによって心理的な快感を得ている。


人間というのは生まれ持って話したい生き物であり、誰もが自分の話を聞いて欲しいと思っている。だからこそ聞く人の存在には希少価値があり、求められる存在である。


多くの人が誤解していることが、人と良いコミュニケーションをとるためには流暢な話し方は必要ない。相手が求めているのは自分自身の居心地の良さ。
そしてもう一つ、多くの人が持つ間違った思い込みがある。 それは、話す人が会話の主導権を握っていると思っている。実は本当に会話の主導権を握るのは話す側ではなくて話させる側である。
↓この例がめちゃくちゃわかりやすい!
踊るさんま御殿の明石家さんま。もちろんトークも抜群ですが、彼はその番組ではほとんど話さず、次に話を振るゲストが話しやすいようにするために、自分の話を最低限するだけ。視聴者はゲストのトーク内容に注目しますが、実際に会話のコミュニケーションのすべてを握っているのは明石屋さんま。


ここまでの内容を一旦整理したいと思います。

ポイント1

人は本来、自分が話したい生き物である。それ故に、話し相手に求めるのは流暢な話し方ではなく、自分の話を聞いてくれること。

ポイント2

会話の主導権を握るのは話す側ではなく、話させる側である。話させ上手の人はどんな人も本来は話したい生き物であるという人間心理をよく理解しており、 一方的に自分の論理で人を巻き込んでいくようなことは決してない。

ポイント3

聞き上手になると得られるメリットが7つある


長くなってしまったので、本日はここまでとしたいと思います。
続きは明日書きたいと思います。


本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。